引田城は、戦国時代に寒川氏が領したことがわかっていますが、その後何度か城主が変わっています。
『生駒記』によれば、戦国時代の終わり頃(1587年)に讃岐国を治めるためにやってきた豊臣秀吉の家臣である生駒親正が引田城に入り、ほどなく引田を離れ、高松城を築いたとあります。
現在でも石垣が残っており、これまでの発掘調査から、生駒氏は土づくりの引田城を「礎石建物」「瓦葺き」「石垣」の城に改変したことが分かっています。
引田城跡(東かがわ市)は、瀬戸内海の要地に築かれ高松城の支城として機能していたことから、豊臣政権の経済・軍事政策や領国支配体制を知る上で重要であると判断され、令和2年3月10日に国史跡に指定されました。
引田城跡の国史跡指定を記念するとともに、これまでの調査成果を多くの方に知っていただくため、本展示を開催します。
【開催期間】令和2年11月6日(金曜日)~12月18日(金曜日)(土日祝日を除く)
【開催場所】高松市埋蔵文化財センター2階展示室(クリックすると、UD情報が確認できます。)
※後期展「時時刻刻の高松」と同時開催
【観覧料】無料
詳しくは、高松市HPを御確認ください。